日本と現地、どちらで両替する方が得なのか調べてみた
全世界的にキャッシュレス化が進んでいますが、一応少額の現金は持っておくと安心できます。というわけで、海外で現地通貨を調達する場合、どうするのがお得か考えてみます。
現金を調達するのにどんな手段があるでしょうか?とりあえず以下のようなところが考えられます。
- 日本で現地通貨に両替する
- 現地で日本円を両替する
- 現地のATMでクレジットカードを使ってキャッシングする
- 現地のATMでデビットカードを使って現金を引き出す
- 現地のATMでプリペイドカードを使って現金を引き出す
そのうち、現金での両替について考えてみます。
日本と現地、どちらで両替するのがお得?
一般的には、交換先より通貨がマイナーな方の国で両替した方が手数料が安いと言われています。
日本の場合は、米ドル、ユーロに関しては日本で両替した方が良いと言われますし、アジアの通貨に関しては一般に現地の方が手数料が安いと聞きます。
実際日本と現地でいくらくらい違うのか?
一般的に言われているので〜と言いつつ、実際に比べる機会ってほとんどありません。なのでWebで調べてわかる範囲で書いてみます。
三菱UFJ銀行系のサイトでは両方向のレートが出ていたので、こちらを日本の代表として採用してみます。
一方、海外は日本を含め各地の空港でよく見かけるトラべレックスを比較対象にしてみました。(以下は米国のサイト。国を切り替えると各国の通貨から両替する場合のレートが調べられます。)こちらは、外貨で日本円を買うレートしか出ていません。
結果
で、結果は以下の通り。お得な方が太字です。
米ドル→日本円
日本 1USD = 108.80JPY (+9.2%)
米国 1USD = 99.58JPY
ユーロ→日本円
日本 1EUR = 122.16JPY (+3.0%)
フランス 1EUR = 118.56JPY
カナダドル→日本円
日本 1CAD = 74.98JPY
カナダ 1CAD = 75.43JPY (+0.6%)
英ポンド→日本円
日本 1GBP = 133.98JPY
イギリス 1GBP = 138.99JPY (+3.7%)
中国元→日本円
日本 1CNY = 14.92JPY
中国 1CNY = 16.32JPY (+9.4%)
マレーシアリンギット→日本円
日本 1MYR = 22.60JPY
マレーシア 1MYR = 26.09JPY (+15.4%)
英ポンドなんかはどちらが得なのだろうと思いましたが、どうやらイギリスで両替した方がまだお得だったようですね。
ただ、米ドル、ユーロを日本で両替するケースと、東アジア・東南アジアの通貨を現地で両替するケース以外では、どちらにしても現金の両替はレートは結構悪くなるという印象があります。
いつの時刻でのレートがウェブページに表示されているか、また業者ごとの手数料の差があるので、絶対的な数値は参考程度ですが、傾向は分かるかと思います。思った以上に綺麗に分かれるものなんですね。