日本円決済は損なので回避しよう - Dynamic Currency Conversion
以下の記事を書いていた時、JAL Global WALLETのキャンペーンの記述に「DCC(Dynamic Currency Conversion)によるご利用分は本キャンペーンの対象外となります。」という記述が。
Dynamic Currency Conversionとは何か?と思って検索してみたら、海外店舗で購入する際に、現地通貨に加え日本円での決済を選べる仕組みのことでした。
これは国内でも外国人観光客向けに導入が進んでいるようです。「決済時に為替レートを固定できる」というメリットを謳っていますが、これは消費者にメリットのある仕組みではなく、割高な為替レートを適用することで業者が儲かるだけだったりします。つまり、海外での決済時には、適用されるレートを確認するまでもなく日本円での決済は選択しない方がお得です。
なんというか、ひどい仕組みですね。クレジットカードの決済手数料はかなり薄いので、こういうところで儲けていこうとしているわけです。
まあ、選ばせてもらえるだけいいのですが、場合によっては勝手に日本円を選択されてしまったりします。過去の経験では、イスタンブールのアタテュルク国際空港(2つあるうちで大きい方)のお店では2回買って2度ほどやられたことがあります。
Google Tripsで飛行機やホテル予約を整理
スマートフォンを持ち歩くようになって久しく、飛行機やホテルの予約もスマホの予約メールという形で管理している人も多いと思います。(これはこれで中々リスキーな話でもありますが、便利なことは事実。)
でも、メールだと他のメールに埋もれがちですよね。
今まではInboxというGoogleのメールアプリを使っていて、旅行ごとに自動的にメールがまとまっていました。が、Inboxは廃止されてしまいました。Gmailアプリに統合との話でしたが、大して統合されておらず、この機能も引き継がれていません。
で、代わりのアプリはあるかなと見てみましたが、とりあえず同じグーグルのGoogle Tripsが一応あります。Gmailを使っていれば、ログインすると既に旅行がまとめられた状態で並んでいます。(ページは日本語です。)
ただ不便なことに、Googleが解析できたメールの内容だけしか並ばないんですよね。結構正常に解析されますが、それ以外のメールをまとめることはできません。(メールソフトではないので。)
そもそもアプリ自体、旅行に必要な情報がワンストップで得られるという狙いなんでしょうが、お仕着せのガイドブックみたいな雰囲気もあり、そんなに使いやすくもないような…
ともあれ、日程くらいは解析できていたら並ぶのでお試しあれ。
クレジットカードの海外旅行保険を眺めてみる
旅行会社で旅行を手配した場合や、最近だとネットで航空券を買った場合でも、海外では治療費が高いため海外旅行保険に入るように、という案内があります。
こういうやつですね。
その際、クレジットカードの海外旅行保険では不十分なので別途加入するように、と書いてあったりすることもあります。
実際、どの程度差があるのでしょうか?
ゴールドカードの例
例えば、三井住友カードのゴールドカードを例にします。ゴールドカードとしては標準的なスペックです。
カードの紹介ページには「最高5,000万円の海外・国内旅行傷害保険」と書いてあったりします。一見十分そうですが、詳細ページを見てみます。
傷害治療の保険金が300万円しかなく、主にここを指して不十分だと指摘されます。
携行品損害の補償時に自己負担があるのも細かい違いです。
また、項目ごと落ちているので気付きにくいですが、クレジットカードの旅行保険には疾病死亡保険がありません。何故なんでしょうね?
ANAカード(一般)だと…
先ほどのは不十分とはいえゴールドカードでした。これが一般カードだとどうなるでしょうか?
例として、旅行に強そうなイメージのあるANAカードの一般カードを見てみます。先ほどの通り、紹介ページには「海外旅行 1,000万円」と書いてあります。
保険内容は以下のPDFに書いてあるので見てみます。
https://www.ana.co.jp/amc/reference/anacard/annai1_1_170510.pdf
なんと、傷害死亡と後遺傷害しか補償がありません!結構有名だったりするのですが、イメージと違うので注意です。ちなみに、ANAカードはゴールドカードも補償内容が控えめです。
全天球カメラTheta Z1のレビューが出始めた
全天球カメラ(周りが360度すべて写るカメラ)の新型モデル、Theta Z1のレビューが出はじめたようですね。他社のものも含め、静止画ではぶっちぎりの高性能を見せているようです。値段も10万円越えでぶっちぎってしまっているのが残念ですが…でもここまで劇的に画質が改善するなら、食指が動きます。(今はTheta Sを使っています。)
一方で、動画はちゃんと動いているのかな?というレベルですね…レビュー中にも書かれている通り、正常動作をしておらず今後修正されるかもというレベルの出来ですが、仮に修正されてもそもそもの画質がお値段ほどではなさそうなので、動画目的なら機能的にも定評のあるInsta360 ONE XやGoPro Fusionの方が良さそうですね。
全天球カメラをまずは試したいなら、下位モデルのTheta SCが2万円ほどで買えるのでおすすめです。一発芸的なカメラかと思いきや、個人的には愛用しています。
RICOH 360度カメラ RICOH THETA SC (ブルー) 全天球カメラ 910743
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トラベルプリペイドカードを比べてみた
さて、以前現金での両替について調べてみましたが、今度はトラベルプリペイドカードを比較してみます。
最近はトラベル以外のプリペイドカードも増えてきました。(au WALLETプリペイドカードなど。)それらも海外ショッピングで使えることも多いのですが、トラベルプリペイドに絞って考えてみます。トラベルプリペイドカードでないとATMでお金を下ろせないことが多いからです。*1
ラインナップ
VisaとMastercardのサイトでざっと調べてみると以下が見つかりました。
JAL Global WALLETもありますが…前回の話もあるので、割愛します。
また、ICチップの付いていないNEO MONEYについても割愛します。偽造カードを使用されることを防ぐため、ICチップでないと決済できないケースが増えてきているからです。
年会費・発行手数料
どれも無料です
チャージの方法と手数料
GAICA・MoneyT Global・キャッシュパスポート、すべて指定口座への銀行振込のみ。なので振込手数料がかかりますが、無料で振り込める手段がある場合は無料になりますね。
なお、キャッシュパスポートは入金手数料が1%かかります。
為替手数料
海外ショッピングの場合は、以下の手数料が加算されて請求されます。キャッシュパスポートは入金時に1%手数料がかかっていることに留意してください。
- GAICA 4%
- MoneyT Global 5%
- キャッシュパスポート 4%
ATM利用手数料
さらに海外ATMで現地通貨を下ろす場合は、ATMの利用手数料が請求されます。
- GAICA 200円
- MoneyT Global 200円
- キャッシュパスポート 200円など(引き落とし元口座で異なると思われる)
その他の特徴
GAICA
新生銀行の口座を持っていると高度なチャージ機能が使えるなど、メリットがあるようです。
また、海外緊急発行手数料が表記されているため、海外で失くしてしまった場合も、都市によっては再発行できる可能性があります。
キャッシュパスポート
内部的に9通貨に別れて残高を保持できるため、円高の時にチャージするとお得と宣伝しています。*2
他と違って海外専用のため、残高を国内で使い切ることはできません。
まとめ
比べてみると、手数料が一番安いのでGAICAが良いのではないでしょうか。キャッシュパスポートはクセが強いですね。
そういえばGAICAもMoneyT Globalもアプラスが発行しているんですね。後者は以前JTBが発行していましたが、アプラスに譲渡したようです。手数料の微妙な違いは成り立ちの差なのでしょうか。
NEO MONEYはクレディセゾンが運営しており、チャージの仕方も振込以外が選べ、即日発行も可能なので、ICカード化されたら最有力になるかもしれません。
なお、全体的にクレジットカードの方が手数料が低いので、クレジットカードを持っていればそちらを使った方がお得です。
Ubigiがゴールデンウィークキャンペーン
Ubigiからプロモーションのお知らせが。Webサイトを見ても特に告知がないですが、もしかしたら安く使えるかもしれないですね。乞うご期待。
追記
Webサイトに告知が出ましたね。これを機に使ってみる人は以下も参考にしてください。
「全日空」は「一日中空っぽ」という意味だからやめたのか?
さて、日本が北米とアジアを結ぶ経路上にあるという話をしました。
ANAにしろJALにしろ、最近注力しているのは、距離の長くなる北米と東南アジアの接続だそうです。ですが、以前注力していたのは中国路線でした。
ちょうどその頃、ANAが自社の呼称をAll Nippon Airwaysの略称である「ANA」に統一していきます。そして囁かれたのが、「全日空は中国語で一日中空っぽという意味だから、中国市場を考えてANAに変更した」という噂でした。
単純に国際市場を考えてリブランディングしたのでしょうが、一日中空っぽというのは面白いなー、と思った次第でした。
その後、ある時中国の空港でANAの広告を見かけて、驚いたことが。
きっと一日中空っぽということ自体、こじつけだったんでしょうね。全日本空輸公司じゃなくて、わざわざ全日空にしているのですから。それにしても全日空航空じゃ、全日本空輸航空になってしまうのですが、いいのでしょうか…