クレジットカードの海外旅行保険を眺めてみる
旅行会社で旅行を手配した場合や、最近だとネットで航空券を買った場合でも、海外では治療費が高いため海外旅行保険に入るように、という案内があります。
こういうやつですね。
その際、クレジットカードの海外旅行保険では不十分なので別途加入するように、と書いてあったりすることもあります。
実際、どの程度差があるのでしょうか?
ゴールドカードの例
例えば、三井住友カードのゴールドカードを例にします。ゴールドカードとしては標準的なスペックです。
カードの紹介ページには「最高5,000万円の海外・国内旅行傷害保険」と書いてあったりします。一見十分そうですが、詳細ページを見てみます。
傷害治療の保険金が300万円しかなく、主にここを指して不十分だと指摘されます。
携行品損害の補償時に自己負担があるのも細かい違いです。
また、項目ごと落ちているので気付きにくいですが、クレジットカードの旅行保険には疾病死亡保険がありません。何故なんでしょうね?
ANAカード(一般)だと…
先ほどのは不十分とはいえゴールドカードでした。これが一般カードだとどうなるでしょうか?
例として、旅行に強そうなイメージのあるANAカードの一般カードを見てみます。先ほどの通り、紹介ページには「海外旅行 1,000万円」と書いてあります。
保険内容は以下のPDFに書いてあるので見てみます。
https://www.ana.co.jp/amc/reference/anacard/annai1_1_170510.pdf
なんと、傷害死亡と後遺傷害しか補償がありません!結構有名だったりするのですが、イメージと違うので注意です。ちなみに、ANAカードはゴールドカードも補償内容が控えめです。