トラベルプリペイドカードを比べてみた

さて、以前現金での両替について調べてみましたが、今度はトラベルプリペイドカードを比較してみます。

bochitabi.hatenablog.com

最近はトラベル以外のプリペイドカードも増えてきました。(au WALLETプリペイドカードなど。)それらも海外ショッピングで使えることも多いのですが、トラベルプリペイドに絞って考えてみます。トラベルプリペイドカードでないとATMでお金を下ろせないことが多いからです。*1

ラインナップ

VisaとMastercardのサイトでざっと調べてみると以下が見つかりました。

JAL Global WALLETもありますが…前回の話もあるので、割愛します。

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また、ICチップの付いていないNEO MONEYについても割愛します。偽造カードを使用されることを防ぐため、ICチップでないと決済できないケースが増えてきているからです。

年会費・発行手数料

どれも無料です

チャージの方法と手数料

GAICA・MoneyT Global・キャッシュパスポート、すべて指定口座への銀行振込のみ。なので振込手数料がかかりますが、無料で振り込める手段がある場合は無料になりますね。

なお、キャッシュパスポートは入金手数料が1%かかります。

為替手数料

海外ショッピングの場合は、以下の手数料が加算されて請求されます。キャッシュパスポートは入金時に1%手数料がかかっていることに留意してください。

  • GAICA 4%
  • MoneyT Global 5%
  • キャッシュパスポート 4%

ATM利用手数料

さらに海外ATMで現地通貨を下ろす場合は、ATMの利用手数料が請求されます。

  • GAICA 200円
  • MoneyT Global 200円
  • キャッシュパスポート 200円など(引き落とし元口座で異なると思われる)

その他の特徴

GAICA

新生銀行の口座を持っていると高度なチャージ機能が使えるなど、メリットがあるようです。

また、海外緊急発行手数料が表記されているため、海外で失くしてしまった場合も、都市によっては再発行できる可能性があります。

キャッシュパスポート

内部的に9通貨に別れて残高を保持できるため、円高の時にチャージするとお得と宣伝しています。*2

他と違って海外専用のため、残高を国内で使い切ることはできません。

まとめ

比べてみると、手数料が一番安いのでGAICAが良いのではないでしょうか。キャッシュパスポートはクセが強いですね。

そういえばGAICAもMoneyT Globalもアプラスが発行しているんですね。後者は以前JTBが発行していましたが、アプラスに譲渡したようです。手数料の微妙な違いは成り立ちの差なのでしょうか。

NEO MONEYはクレディセゾンが運営しており、チャージの仕方も振込以外が選べ、即日発行も可能なので、ICカード化されたら最有力になるかもしれません。

 

なお、全体的にクレジットカードの方が手数料が低いので、クレジットカードを持っていればそちらを使った方がお得です。

*1:普通のプリペイドカードはクレジットカードからチャージができてしまうため、ATMで現金を下ろせてしまうとショッピング枠の現金化ができてしまうからだと聞きます。

*2:よくメリットとして謳われますが、前もって為替がどちらに行くか分かるならFXでもやればいいのでは、と思うのですが。