PCを入れたまま手荷物検査を通過できるバッグがあるらしい
空港の手荷物検査では、大抵の場合、鞄の中からノートPCやタブレットを取り出してトレーに載せるよう言われます。これはX線で鞄の中身を見たときにこれらが入っているとチェックしにくいからだそうです。
そんな中、PCを入れたまま通過できるバッグがPCメーカーのDellから発売されたとのこと。これどういう仕組みなんでしょうか。特に書いてないですね。
ところで、タブレットは鞄の中に入れたままでも良いはずなのに…と乗るたびにいつも思っていましたが、2017年に以下のような方針になっていたんですね。
www.cnn.co.jpちなみに、電子書籍リーダーは出さないで通過していますが、今のところ問題になったことはありません。小さいからでしょうか。
ヨーロッパのプリペイドSIM事情
前回、ヨーロッパで使えるeSIMを紹介しましたが、ついでなのでヨーロッパでのプリペイドSIMについて軽く触れておきます。
ヨーロッパ域内はローミングが無料
プリペイドSIMに地域性って特にないのですが、ヨーロッパで特徴的なのは、EU加盟国とノルウェー・アイスランド・リヒテンシュタインについてはローミングが無料なところです。EUの法律でそう決めたらしいです。(ちなみにメジャーな国ではスイスがローミングの対象外になるようですね。)
なので、複数国周遊する場合も、最初の国で十分な容量のプリペイドSIMを買っておけばヨーロッパを出るまで使い続けられます。
European Union roaming regulations - Wikipedia
注意点
現地語でSMSが送られてくる
ヨーロッパでの英語の通用度は極めて高いですが、英語圏以外の国でプリペイドSIMを買った場合、通知のSMSは大抵は現地語で送られてきます。ギリシャでギリシャ語のSMSが送られてきた時はさすがにさっぱりでした。
まあ、SMSの内容はこのサービスへようこそとか、データの残量がどうとかそういう話なので、分からなくても直ちに困ることはあまりないかと思います。購入時は店員さんは英語が通じることが多いですし。
ドイツではプリペイドSIMの購入に規制がある
テロ対策で各国で規制をしているようですが、特に厳しいのがドイツ。プリペイドSIMの購入が難しくなっているようです。買えないわけではないようですが、外国人旅行者に対して販売している携帯電話会社は限られているようなので、出かける前にご確認を。
iPhoneでUbigiのeSIMを使ってみた
ヨーロッパでネットに繋ぐために、UbigiのeSIMを使ってみたので、思い出しながら書いてみます。
iPhoneとeSIMについては過去記事をご覧ください。
iPhoneで使えるeSIMは何を見ればわかるのか?
Appleがこんな感じのリストを公開していますが、これ別にeSIMを提供している業者を網羅しているわけでもないようなんですよね。
このリストからヨーロッパ周遊プランがありそうな会社は、GigSkyとTruPhoneでしょうか。
GigSkyだと、1GBで20米ドル、2GBで30米ドル、5GBで50米ドル、TruPhoneだと1GBで15英ポンド、3GBで42英ポンドと、日本の携帯会社のローミングを考えたらまあまあですが、もう一息って感じもしますね。
ヨーロッパ向けにはUbigiが今のところおすすめらしい
eSIM自体は一般的な規格なので、何もアップルが管理しているようなものではありません。調べてみると、Ubigiというのがおすすめされていたので使ってみました。
これだと3GBで25米ドルと、先ほどと比べると結構安い感じです。
なんとも機械翻訳くさいページですが、正常に使えます。UbigiというのはTransatelというフランスの会社が展開しているブランドとのことですが…何とこの会社、ついこの3月にNTTコミュニケーションズが株式を取得して連結子会社にしていました。知らないで使ってましたよ…
というわけで、少なくとも実在する会社でしょうから安心ですね。(使えるのを確認してから書いてますが。)
Ubigiの利用方法を軽く説明
ざっくりと説明すると以下の手順で使えるようになります。
- eSIMプロファイルを取得する
- QRコードを読み取ってeSIMを設定
- Ubigiのアカウントを作成
- データプランを購入
UbigiもiOS用の説明ページを作成していますので、それに沿って設定をすれば問題ありません。ただちょっと癖があるので、軽く補足します。
ちなみに下のリンク文言は英語ですが、ページの中身は日本語です。
1. eSIMプロファイルを取得する
今Ubigiの説明ページを見たらいきなりリンクが切れてましたが(笑)、eSIM → iOS & Androidをクリックして出てくる以下のページから取得できます。何かが郵送されてきそうな日本語ですが、実際には電子メールで送られてきます。なので、特に待ち時間はありませんのでご安心を。
2. QRコードを読み取ってeSIMを設定
これが曲者で、自分でやってみたときは、iPhoneの中に保存したQRコードの画像からは追加できませんでした。LINEの友達追加ならスクリーンショットからQRコードを読み取れるのに!
したがって、何らかの方法でメールで送られてきたQRコードを別の画面に表示して、それをiPhoneのカメラで読み取らないといけません…(普通に不便なのですが、安全性に問題があるということなのでしょうか。)
一般的には、PCやタブレットでメールを受信して、それをiPhoneで読み取るといったところでしょうか。今回は出先だったので、iPhoneで表示しているQRコードをデジタルカメラで撮影し、カメラの液晶に写ったQRコードをiPhoneで読み取るということを行いました。
3. Ubigiのアカウントを作成
というわけで、さっくりeSIMを設定できたので、この会社のアカウントは作らなくてもいいのかと思ったのですが、実はこのタイミングでアカウントを作成する必要があります。
アカウント作らせてからeSIMをダウンロードさせればいいのに、と思うところですが、理由があるようです。それは、Ubigiの回線からしかUbigiのアカウントを操作できないようにしてあるということです。
Ubigiの回線からはUbigiのWebページには無料で繋がるので、Ubigiをデータ回線に指定し、WiFiの接続も切った状態で、Ubigiのページからアカウントを作成します。
ここからの手順は以下のページに説明があります。
4. データプランを購入
ここまで来ればあとはクレジットカードでお金を払って通信できるようにするだけです。
なお、通信量が上限に達してしまった場合もUbigiのページは見られるので、ここからデータプランを購入すれば再度データ通信が使えるようになります。
まとめ
というわけでヨーロッパを初めとした各地でデータ通信ができるようになるUbigiを使う方法を解説しました。途中までメールを受け取ったりするということは、少なくともeSIMのメールを受け取るところまでは何らかのネット接続を確保している必要があるということです。
現実的には、出かける前に家でeSIMをiPhoneに設定し、Ubigiのアカウントを作成し、Ubigiのページをブックマークするのをおすすめします。ここまでやっておけば、着陸後の飛行機の中で通信を開始することも可能です。ここだけ覚えていってくださいね。
auが海外で通信をするためのeSIMを提供開始
以前の記事で紹介したeSIMについて、auが提供を始めるというニュースが。4/17から提供開始だそうです。
- サービスを利用できるスマートフォン: iPhone XS, XS Max, XR
- 対象地域: アメリカ (本土、ハワイ、アラスカ)、カナダ、メキシコ、プエルトリコ、米領ヴァージン諸島のみ
- 料金: 5GB 5,800円、8GB 8,900円 (いずれも30日間)
アメリカはプリペイドSIMも結構高かったりするので、いいかもしれませんね。auから買ったiPhoneであれば、SIMロック解除も不要だそうです。今後他の地域でも使えるようになるのでしょうか?
eSIMについてはこちらの記事で書いています。なお、ソフトバンクかつiPhoneであれば、完全使い放題のアメリカ放題が使えます。
フランスで列車やバスのルート検索をするには
Googleマップって便利ですよね。全世界で使えますし。そんなGoogleマップをフランスで使ったところ、以下のような気になる注意書きが。「この地域の時刻表は最新ではありません。」
どうやら、フランスでは正しい時刻表が読み込まれてないようで、そんな状態なので、運行情報も取り込まれていないようです。工事などで運休したりルートが変更されていることもままあるようですが、そういう状況は反映されていません!
また、地方に行くと電車は本数が極めて少ないためバスが重要なのですが、Googleマップだとバスに至っては情報が全然出てこないので、行き方がないと出てきてしまったりします。
フランス国鉄のサイトで調べてみる
というわけで、ダメそうなら他を当たりましょう。適当に検索してみるとフランスにも色々あるようなのですが、ここでは例としてフランス国鉄(SNCF)のサイトを開いてみましょう。リンク先は英語版ですのでご安心を。
どうやら、国鉄と言いつつもバスの情報も載っているようですね。(網羅されているかは分かりませんが。)
しかしながら… 運休などの情報はフランス語になっちゃうんですよね。Google翻訳でも使ってみてください。フランス語のようなヨーロッパ系言語から英語への翻訳ならまあまあ実用になります。
最安Kindleにライトがついた
特に個人旅行だと持て余し気味なのが待ち時間。今は色々暇つぶしの手段がありますが、今だに本派の人も多いんじゃないかと思います。自分も必ず読むものを持っていきますが、今持っていっているのは電子書籍リーダー。KindleとかKoboといったやつです。
そんなKindleの一番安いモデルにライトがついたというニュースがやってきました。本日(2019年4月10日)発売です。
Kindle 電子書籍リーダー Wi-Fi 4GB ブラック 広告つき (Newモデル)
- 出版社/メーカー: Amazon
- 発売日: 2019/04/10
- メディア: エレクトロニクス
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今までの一番安いKindleにはライトがついていなかったので、暗いところでは本を読めず、暗くないところでもイマイチ暗い表示でした。なのであまりお勧めはしていなかったのですが、今回のアップデートでライトがつくようになったので、ほとんどの人は最安Kindleで十分になったと思います。
重さも上位機種のKindle Paperwhiteとほぼ同じです。Paperwhiteの方は解像度が高い(300ppi vs. 167ppi)のと、防水なのが違いのようですね。マンガを読む人は表示の細かいPaperwhiteでないと厳しいでしょうが、そもそも画面が大きく表示もより精細なタブレットの方が良いかと思います。
軽くて雑に扱ってもいい感じなのが気楽な感じです。iPadも持っているのですが、取り回しが微妙で持っていくことはないんですよね。(iPad miniなら持っていくようになるのでしょうか…?)
Kindleを持ち歩くようになる前、ドバイでの乗り継ぎの際にドバイ・モールに入っている紀伊国屋書店でハードカバーの本を買いに行ったなんてこともありました。その際、入国の係員に理由を聞かれ、本を買いに行くといったら怪訝な顔をされた思い出があります。笑
電子書籍ならネットに繋がっていればどこでも普通の値段で買えるので、そういう面でも便利ですね。品揃えも昔よりは良くなりました。無い本も多いですが、暇つぶしに必要な程度なら見つかります。