パリ郊外・ル・コルビュジエの代表作サヴォア邸への行き方
世界中に散らばる作品群が世界遺産登録されたことで、ますます知名度が上がったと思われる建築家、ル・コルビュジエ(1887〜1965)はご存知でしょうか?
東京の上野にある国立西洋美術館が彼の唯一の極東での建築であり、世界遺産登録されたことで話題になったことを覚えている方もいらっしゃると思います。(美術館でも建築ツアーや、特集をしたりしているようです。)
そんなル・コルビュジエの代表作の一つが、近代住宅建築の傑作と言われるサヴォア邸です。名建築は辺鄙なところに建っていて訪れるのがなかなか難しかったりすることも多いのですが、このサヴォア邸はパリ郊外にあるため、結構簡単に訪れることができます。
行き方
- パリ市内からRER A線、もしくはTransilien(トランシリアン) J線でPoissy駅(ポワシー)へ
- そこから徒歩20分強、もしくは50番バスでVilla Savoye下車
道路から建物は見えないため、標識を探してください。(地図を見ていれば場所は分かると思いますが。)
で、世界遺産らしくこんな標識が出ているのですが…
…実はその標識の右手前に入口があります。
ル・コルビュジエは近代建築の三大巨匠の一人と言われますが、特に日本では、彼の下で建築を学んだ建築家たちを含む系譜があったりするせいか、最も語られる機会の多い巨匠だと思われます。訪れる日本人も多いのか、簡単な日本語のパンフレットをいただきました。
まあ、ル・コルビュジエ本人は日本にそれほど興味がなく、来日したのは1回だけで、その際に日本人の弟子に京都を案内してもらったものの、つまらなさそうにしていたという話もあるようなのですが。インドがお気に入りだったようで、インドにはたくさん作品が残っています。いつかぜひ訪れてみたいところです。